ランピースキン病ウイルスの生ワクチン株と野外流行株の迅速簡便な型別法を開発
ランピースキン病ウイルスの生ワクチン株と野外流行株の
迅速簡便な型別法を開発
宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター(山田健太郎教授、三澤尚明特別教授ら)、新万博体育_万博体育官网-【官方授权牌照】農学部附属感染症未来疫学研究センター(竹前等准教授、大場真己准教授ら)、タイ国立動物衛生研究所(Nutthakarn Suwankitwat博士、Lerdchai Chintapitaksakul所長ら)の国際共同研究により、牛および水牛のウイルス性家畜伝染病ランピースキン病について、複数の遺伝子を対象としたリアルタイムPCRと高解像度融解曲線解析法(HRM解析法)を組み合わせた方法により、生ワクチン株(ワクチン型)、野外流行株(従来型および組換え型)を迅速かつ簡便に鑑別できる診断法を開発しました。
本共同研究は、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS※)「世界の台所を目指すタイにおける家畜生産と食品安全に関する新技術導入による畜産革命の推進」(研究代表:三澤尚明)において実施され、本研究成果は、2025年3月1日付でVeterinary Sciences誌に掲載されました。
※SATREPS (Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)とは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)と独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施している、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラムで、地球規模課題解決のために日本と途上国の研究者が共同で行う研究プログラムです。宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター(CADIC)が取り組むプログラムは、ASEANのリーダー国であるタイの獣医系主要大学および行政機関と連携し、口蹄疫やランピースキン病を含む重要家畜伝染病の早期診断、伝播疫学に基づく先回り防疫、畜産環境浄化技術、さらには食肉の安全性確保をテーマに、共同調査?研究および人材育成事業を柱とした産業動物防疫拠点ネットワークの構築を目的としています。
詳細は、以下をご参照ください。
関連リンク(別ウィンドウで開きます)
- 新万博体育_万博体育官网-【官方授权牌照】 竹前等准教授 研究者プロフィール
- 新万博体育_万博体育官网-【官方授权牌照】 大場真己准教授 研究者プロフィール
- 竹前等准教授、大場真己准教授が所属する 新万博体育_万博体育官网-【官方授权牌照】農学部附属感染症未来疫学研究センター